都会の真ん中に建つマンションのインテリアコーディネート。
このスタイリングのテーマに掲げたのは“East Meets West 東洋と西洋の調和”です。
ご家族は東南アジアへの移住経験を持ち、現地のインテリアにも詳しい方。そこで東洋と西洋、異なるルーツを持つ家具が組み合わさったときに生まれる独特の美しさを通して、住まう人の内面の豊かさと穏やかな居心地を表現することを目指しました。

都会らしい洗練と品性を担うのは、ヨーロッパで伝統的に取り入れられてきた左右対称(シンメトリー)の様式。この配置方式をベースにしつつ、調和や安らぎを象徴する色として緑をキーカラーに据えました。
クッションやバルコニーの植栽など、いろいろなポイントで緑色を配しましたが、特に反応を多くいただくのが緑色のペルシャ絨毯です。
エキゾティックなムード漂うペルシャ絨毯はぜひ一度インテリアに取り入れていただきたいアイテム。お勧めしたい理由がいくつもあります。
柄物の絨毯を取り入れるのを躊躇される方もいらっしゃいますが、空間とぴったりはまった瞬間、たちまち特別な輝きを放ちはじめます。

シルクの光沢は滑らかで美しく、絨毯への光の当たり方やその角度によって、色や柄の浮かび上がり方が変わります。そのため、一日の中でもさまざまな表情を見せてくれるのです。
ずっと敷いていたら汚れや劣化が気になるという方も、心配はいりません。通気性がいいので一年中使うことができ、繊細な織りによって汚れも比較的簡単に落とすことができます。
さらに、使い込んで色褪せることによりその風合いはどんどん深みを増して、あなただけの一枚になっていきます。大切に扱うことで数十年という単位で使い続けることができ、時代や世代を超えて受け継いでいくことも可能です。
ペルシャ絨毯の奥深さは、その歴史の長さからも明白。起源は聖書に記述があるほどに古く、紀元前まで遡ると言われています。その後、王侯貴族の権力を示す調度品として用いられたり、一方では遊牧民が日用品として使っていたりと、時代の流れとともに現地の人たちの歴史や文化と深く関わりあう芸術品になっていきました。
ペルシャ絨毯と一口に言っても、ナイン、クム、エスファハンなどさまざまな産地があり、それぞれが異なる特徴を持ちます。伝統的な柄、前衛的な柄、鮮やかな色遣いのものや同系色で織り上げられた優美な印象のものなど、たくさんの選択肢から選ぶ楽しさもまた一興です。


ペルシャ絨毯をお考えの方へ、O’baliではかつて呉服屋さんで行われていた帯合わせのように、候補としてお選びいただいた絨毯の候補数枚を実際の空間にお持ちし合わせ、これという一枚を選ぶお手伝いもしています。絨毯から広がるインテリアのイメージを共有できたら嬉しいです。あなたの物語が感じられる空間づくりに、ペルシャ絨毯をぜひ取り入れてみてください。

