プロフィール
大場 由里 Yuli Oba
東京・麻布生まれ。曽祖父・祖父とも神社仏閣も手がける庭師、母親は外国人向け賃貸物件内装業に携わる家庭で育ち、子どもの頃からインテリアに親しむ生活を送っていました。
旧姓は、福室(ハッピールーム)です。
大学卒業後は、迷った末にインテリアの道へは進まず、一旦ビジネスの世界へ。日系企業にて、化粧品やフレグランスのマーケティングおよびCM制作、パッケージ制作などのクリエイティブ開発に長くたずさわりました。多くのクリエイターやデザイナーと仕事をする中で、コンセプトやテーマとのビジュアルの関係性や、クリエイティブやビジュアル開発の重要性を身をもって学びました。また、当代きっての人気実力派クリエイターたちと共にプロジェクトに関わり、間近でその仕事術を見た経験は今のインテリアの仕事をする上で大きな財産となっていることは間違いないと思っています。
その後、インテリアの道に一歩でも近づこうと思い、CI、パッケージデザインを手がけるフランスのデザイン会社Desgrippes Gobe Associates(現アメリカのMINDSHAREグループ傘下)に転職。デザイン&戦略コンサルタント営業として従事しました。日本では、店舗デザインなどのプロジェクトがなく、結果、インテリアそのものの仕事はできませんでしたが、金融・保険、食品、化粧品、運輸などなど幅広い分野の戦略立案とデザイン開発のプロジェクトを経験することにより、幅広い分野のビジネスの第一線に触れ視野を広げるとともに、才能あるデザイナーたちと同じ目線でプロジェクトにたずさわりデザインの重要性を益々感じるようになりました。
その後、家族の転勤に伴いインドネシアに転居。
アマンリゾートのインテリアデザイナー、ジャヤ・イブラヒム(Jaya Ibrahim)に出会い、ストーリー性、異素材の組み合わせセンス、カルチャーミックスしたインテリアデコレーションの妙にすっかり魅了されました。そして、ジャヤのデザインしたホテル、レストラン、邸宅についてのサイトを制作および雑誌記事の執筆などを行いました。また、現地では、アーティストたちと親交を深め、アートへの興味関心を持つようになりました。
帰国後、友人・知人宅のインテリアコーディネートや、店舗デザイン開発などを行うとともに、フランス系ベッド&テーブルリネン輸入販売会社を経営していましたが、インテリアへの想い捨てがたく、一念発起して
インテリアデザイン専門学校で基礎を学び直し、実務経験を経たのち独立し、現在に至っています。
思えば、インテリアへの想いは子ども時代の環境から来たものだと感じます。母親の仕事に加え、当時のテレビドラマ「刑事コロンボ」の一部の隙もない素晴らしいインテリア設定、大好きだった本「大草原の小さな家」の挿絵に描かれた家を大切にする様子、こう言ったものからの影響が大きかったのだと思います。
「人は日々目にするもの耳にするものから形作られる」。 よく聞く言葉ですが、まさしくその通り。美しく整えられた心おどるような空間にいるだけで、幸せで満ち足りた気持ちになってきます。またお客様をお招きするのにも躊躇しなくなります。結果、自分の世界が広がる、質が向上するなど大きな効用があると思います。
家は、すべての基盤。その家で目にするインテリアは、その基盤を発展させて豊かなものにするために欠かせない要素です。どうぞ、日々目にするインテリアを心おどる美しいものにしていただきたいと思います。お手伝いをさせていただきます!
学歴:青山学院大学国際政治経済学部、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科修士課程(MBA)修了。町田ひろ子アカデミー卒業。
サービス内容
・インテリアデザイン、コーディネーション、ホームデコール
・アートコーディネーション
・食器、リネン類コーディネート
・インテリア、建築、デザインに関わるコンセプト開発とブランディング
活動地域: 東京・軽井沢を中心にインテリアコーディネートを手がけています。
受 賞
・2022年第7回スタイリング・デザイン賞ファイナリスト(モダンリビング主催)
・2024年第9回スタイリング・デザイン賞ノミネート9作品